買ってずっと見てなかったDVDタイトル。
超有名タイトルなのでいろいろベタだが、
まぁあれだ。
ひとつのバイブル的なものとして永久保存だな。
enter the dragon
その男
驚嘆すべきは、そのスピード、正確で無駄の無いステップ、
繰り出されれば標的に吸い込まれる銃弾のごとき突き。
大技の飛び蹴りなど例外を除けば
その無限かと思われる数の膨大なる鍛錬にのみ生み出されたと
容易に察する事ができる彼のその動き。
とにかくブレとかゆらぎがものすごく少ない。
そのくせ機械のような動きじゃない。
だから力強く美しい。
世界が魅了されるのもあらためて無理の無い事だと実感する。
人間て鍛錬すればこうできるものなのかと
昨今のCGものにうんざりし始めて早数年の自分には
実に新鮮に映る。
リアリティってのは生身の人間が表現して生み出してこそ
成立するものなのだとあらためて思う。
じつはそのへんはおれは否定で言っているわけではない。
まだまだデジタル技術が生身の人間に
追いついていないだけだと思っている。
近い将来デジタル世界から生身の人間を超えた
世代さえ超越する伝説のスターが
産まれることであろうとさえ思っている
話は逸れたが、
一見無駄にも見えさえする武道のその動きは
数々の先人たちの膨大なる研鑽から得られたデータにより
膨大な量の無駄を削り取った結果
そうなったものだと実感させられる。
パワーとエネルギーを最大の状態で最速最短のルートで
標的に最大限効果的に伝導させるための物理化学を超えた
人間ならではの人体のみでなし得るエネルギー伝達理論が
そこに見え隠れするようにさえ思える。
その一撃は、
火を噴くような怒りと憎しみが込められているかのようにおれには見えた。
おおげさかもしれんが彼の半生そのものがその突きには込められているように
おれには感じた。

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